近年、吸入薬の開発や疾患の啓蒙に伴い気管支喘息で死亡される患者さんは、経年的に減少しています。しかしながら、約1割程度の喘息患者さんは、吸入薬などを用いてもコントロールが不良とされ、経口ステロイド薬の屯用もしくは常用を必要とします。しかしながら、経口ステロイド薬の頻回の使用や長期に常用した場合には、骨粗しょう症や糖尿病、高血圧などの副作用が多く生じることが知られています。
近年、喘息のコントロールを良好にし、経口ステロイド薬の減量や中止ならびに喘息患者さんが健常人と何ら変わらない生活を過ごせることを目標に、生物学的製剤と呼ばれる注射薬が開発され実際の診療で使用されています。
当院では、吸入薬等を十分に使用しても喘息コントロールが不十分な患者さんに対し、生物学的製剤についても説明し、喘息診療を行っています。
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