公立甲賀病院組合は、甲賀保健医療圏域を構成する甲賀市と湖南市が設立した一部事務組合で、地方独立行政法人公立甲賀病院を設立しています。
病院の沿革は、昭和14年6月に産業組合病院として開設され、その後、昭和35年10月に旧甲賀郡7町が甲賀郡国民健康保険病院組合を設立し、平成16年10月の市町村合併により2市体制へ移行し、公立甲賀病院組合へ名称変更しました。
公立甲賀病院は開設以来、地域住民の医療ニーズに応える中で、甲賀保健医療圏域の中核病院と位置付けられ、急性期から回復期、慢性期そして在宅に至る幅広い地域包括ケアサービスを提供するともに、国保直診病院として健康づくりにも貢献してまいりました。平成25年4月には甲賀市水口町松尾への新築移転を行い、多様化する医療ニーズに対応するため、高度医療機器の整備や医療提供体制の見直しなどを行うとともに、地域の中核病院としての役割を高め、地域医療支援病院として当医療圏域の医療水準の向上を図っています。平成31年4月には、有識者による「公立甲賀病院未来創造委員会」からの答申を受け、公立甲賀病院は地方公営企業一部適用病院から地方独立行政法人へ経営形態を変更したところであります。
公立甲賀病院組合 管理者
岩永裕貴
地方独立行政法人化により、病院の運営責任は当病院組合から法人理事長に移りましたので、理事長の責任において、公共性と経済性を発揮し、公立病院として適切な医療体制を構築し、市民に必要な医療提供を行うことに合わせ効率的な運営を行う事により、将来にわたり持続可能な健全経営を目指しているところです。
2040年に向かって、少子高齢社会が加速する中、医療費抑制政策の継続化、労働力人口の減少、働き方改革に伴う労務コストの増高、更には新型コロナウイルス等の未知なるウイルスへの対応等、病院経営を取り巻く環境は益々厳しくなると予想されます。そのような中にあっても、公立甲賀病院が優秀な人材を確保育成し、滋賀医科大学付属病院等の高次医療機関並びに地域の医療機関等との連携により、質の高い医療を提供し、地域住民の皆様から愛され信頼される病院であり続けられるよう設立団体としても責任を果たしてまいりたいと考えています。
「病院組合」とは、聞きなれない名称と思われている方も多いと思いますが、この名称は、地方自治法に基づいて医療行政の一部を共同処理するために設置された「特別地方公共団体」で、正式には「一部事務組合」と言われています。
現在は、甲賀市・湖南市の2市で構成されています。
甲賀市及び湖南市の国民健康保険の被保険者及び住民に高度の医療を提供し、地域住民の福祉増進及び公衆衛生の向上を図るため、国民健康保険法第82条の事業を行う施設として地方独立行政法人公立甲賀病院を設立し、同法の規定により設立団体が行うこととされている事項に関する事務を処理します。
公立甲賀病院組合(甲賀市・湖南市の2市による一部事務組合)
管理者 … 岩永裕貴(甲賀市長)
副管理者 …松浦加代子(湖南市長)
1939年(昭和14年)6月
水口町外24カ町村の産業組合病院として設立(甲賀市水口町鹿深)
1960年(昭和35年)10月
甲賀郡7町により、甲賀郡国民健康保険病院組合(運営母体)が設立される
1981年(昭和56年)4月
病院名を公立甲賀病院に変更
2004年(平成16年)10月
市町村合併に伴う組織の変更により、名称が公立甲賀病院組合となる
2013年(平成25年)4月
新病院開院(甲賀市水口町松尾1256番地へ移転)
2019年(平成31年)4月
地方独立行政法人公立甲賀病院を設立
特別地方公共団体である公立甲賀病院組合(以下「組合」という。)には、県や市町の普通地方公共団体と同様に地方自治法で定められた議会(組合議会)があり、条例、予算等について審議が行われます。
組合議員の定数及び専任方法は組合規約で定められており、定数10名(甲賀市5名、湖南市5名)で、選任方法は住民の直接選挙によらず、組合構成市のそれぞれの議会議員の中から選任される間接選挙となっています。
組合議会の会議は、定例会が毎年2回(3月、9月)開催され、必要の都度、臨時会も開催されます。 なお、組合議会の事務を補助するため、議会事務局が置かれています。
令和6年9月27日現在 (敬称略)
役職 | 氏名(選出) |
---|---|
議長 | 細川 ゆかり(湖南市) |
副議長 | 中島 裕介(甲賀市) |
議会選出監査委員 | 森 淳(湖南市) |
甲賀市(選出)
議席 | 氏名(選出) |
---|---|
1番 | 西村 慧 |
2番 | 中島 裕介 |
3番 | 西田 忠 |
4番 | 木村 眞雄 |
5番 | 西山 実 |
湖南市(選出)
議席 | 氏名(選出) |
---|---|
6番 | 加藤 貞一郎 |
7番 | 中土 翔太 |
8番 | 上野 顕介 |
9番 | 細川 ゆかり |
10番 | 森 淳 |
特別地方公共団体である公立甲賀病院組合(以下「組合」という。)が自主的に行政の公正と能率を確保することを目的として、地方自治法の規定に基き監査委員制度が設けられています。
監査委員は、組合の財務事務や事務の執行が、法令等に従って適正に行われているか、また、合理的かつ効率的に行われているかどうかといった観点から監査を行います。
組合の財務に関する事務の執行及び経営にかかる事業の管理が「住民の福祉の増進に努めるとともに、最小の経費で最大の効果を上げるよう実施されているか」並びに「常にその組織及び運営の合理化に努めるとともに、規模の適正化を図っているか」 といった観点に留意して監査を実施しています。
管理者が組合議会の同意を得て、人格が高潔で行政運営に関し優れた識見を有する者(識見委員と言います。)及び組合議員(議選委員と言います。)のうちから選任します。監査委員の任期は4年、議選委員については議員の任期です。
組合監査委員は次の2名です。(敬称略)
区分 | 氏名 | 就任年月日 |
---|---|---|
識見 | 辻 惠子 | 令和4年4月1日 |
議選 | 森 淳 | 令和5年11月24日 |
監査の種類は地方自治法に定められており、定期監査、例月出納検査、決算審査、随時監査、住民監査請求の監査等があります。監査の結果は、法令に基づき管理者及び議会等へ報告、公表されます。
なお、監査委員の事務を補助するため、監査委員事務局が置かれています。
管理者の附属機関として設置されています。正副管理者会は、組合構成市長で構成されており、現在は甲賀市長が管理者、湖南市長が副管理者となっています。
地方独立行政法人法に規定される設立団体としての役割を担うため重要な機関として機能しています。
地方独立行政法人公立甲賀病院評価委員会は、医療または事業の経営に関し、識見を有する7名の委員で構成され、地方独立行政法人法の規定によりその権限に属させられた事項及び地方独立行政法人公立甲賀病院評価委員会規則第2条第1項各号に定める事項を処理します。
地方独立行政法人公立甲賀病院評価委員会条例(H29(2017).12.26公布)
第1回(H30(2018).3.7)議事録(概要)(PDF形式)
第2回(H30(2018).5.14)議事録(概要)(PDF形式)
第3回(H30(2018).11.26)議事録(概要)(PDF形式)
第4回(R2(2020).2.5)議事録(概要)(PDF形式)
第5回(R2(2020).7.22)議事録(概要)(PDF形式)
第6回(R3(2021書面会議))議事録(概要)(PDF形式)
第7回(R3(2021書面会議))議事録(概要)(PDF形式)
第8回(R4(2022書面会議))議事録(概要)(PDF形式)
第9回(R4(2022).8.2)議事録(概要)(PDF形式)
第10回(R5(2023).2.14)議事録(概要)(PDF形式)
第11回(R5(2023).8.30)議事録(概要)(PDF形式)
第12回(R6(2024).2.20)議事録(概要)(PDF形式)
第13回(R6(2024).8.8)議事録(概要)(PDF形式)
公立甲賀病院組合 事務局 総務課・会計課
〒528-0074 滋賀県甲賀市水口町松尾1256番地(公立甲賀病院診療棟3階)
電話:0748-62-0234 / fax:0748-63-0588
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