耳鼻いんこう科では、感覚臓器であるみみ・はな・くち・のどに発生する炎症や腫瘍・神経麻痺・外傷やめまいなどの多岐にわたる病気の診断と治療を行っています。甲賀・湖南地域の方のニーズに応えられる医療を提供できるように、大学病院などとも連携し、診療に当たっています。
耳鼻いんこう科副部長
中多 祐介
常勤医3人で診療を行っています。
外来診療は、月曜日から金曜日まで診療しています。木曜日は滋賀医科大学からの派遣医師の外来となります。手術日は、水曜午後・木曜日・金曜日午後です。
中耳炎・難聴・顔面神経麻痺など
アレルギー鼻炎・鼻出血・嗅覚異常・副鼻腔炎・鼻副鼻腔腫瘍・鼻骨骨折・顔面外傷など
扁桃腺炎・アデノイド増殖症・咽喉頭炎・声帯ポリープ・咽喉頭腫瘍・頸部外傷・嚥下障害・睡眠時無呼吸症候群など
味覚異常・舌炎・舌口腔腫瘍など
頸部リンパ節炎・甲状腺腫瘍など
良性発作性頭位めまい症・メニエール病など
耳鼻いんこう科では、耳や鼻・のどにできる癌(舌癌や咽頭癌・喉頭癌など)の診断と治療を行っています。診断においては、粘膜表面を強調できるNBI機能つきハイビジョンカメラや頸部エコー検査・CT・MRI・PET-CT検査を用い、癌の早期発見や病期診断に務めています。また、治療にあたっては手術・抗癌剤・放射線治療等の標準治療を中心に、状態に応じた適切な医療を提供します。
NBI機能付きハイビジョンカメラ
「鼻が詰まって眠れない」「鼻から臭いにおいがする」「鼻水がとまらない」などの鼻症状でお困りの方も多いとおもいます。当科では、内服治療で改善しない蓄膿症やアレルギー鼻炎・鼻閉に対し手術加療をおこなっています。手術は、ハイビジョンカメラと必要時にナビゲーションシステムを使用する事で、安全な医療を提供できるように努めています。年間、約30件の内視鏡下鼻副鼻腔手術を行っています。
内視鏡下鼻副鼻腔手術に使用する、ナビゲーションシステムとハイビジョンモニター
「食事の後によくむせる、食事に時間がかかる」などの嚥下機能低下が疑われる方に、嚥下機能検査を行っています。嚥下機能検査の結果を元に、管理栄養士と連携のうえリハビリテーションと食事指導を提供しています。飲み込みに不安を感じておられる方は、外来受診の上、担当医にご相談ください。
嚥下造影検査食(ゼリー、寒天、蒸しパンなど)
スギやダニが原因となるアレルギー性鼻炎に対し、舌下免疫療法を行っています。舌下免疫療法は、アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与する事で、体をアレルゲンにならし、症状を和らげる治療法です。舌下免疫療法は副作用が比較的少なく、根本的な体質改善も期待される治療法です。治療をご希望の方は、担当医にご相談ください。
睡眠中のいびきや呼吸が止まっている事を家族の方に指摘される方、日中に強い眠気を自覚される方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まった状態(無呼吸)や止まりかける状態(低呼吸)が繰り返される病気です。その結果、睡眠が妨げられ日中の眠気が生じる為に、自動車事故のリスクが高まるほかに、高血圧・糖尿病・心筋梗塞などの合併症が生じる事があります。耳鼻いんこう科では、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療に当たっています。症状に心当たりのある方は、外来受診の上、担当医にご相談ください。
補聴器外来(第2・4木曜日 午後) 補聴器試聴や相談をおこなっています。補聴器外来の受診を希望される方は、まず耳鼻いんこう科外来を受診しご相談ください。
中多 祐介
役職
耳鼻いんこう科副部長
卒業年
2007年
専門分野
頭頚部腫瘍
資格(認定医、専門医、指導医など)
日本耳鼻咽喉科学会専門医
日本耳鼻咽喉科学会専門研修指導医
頭頚部がん専門医
臨床研修指導医
(その他)
医学博士
滋賀県緩和ケア研修会修了
立石 碧
役職
耳鼻いんこう科医長
卒業年
2009年
専門分野
めまい、嚥下、睡眠時無呼吸症候群
資格(認定医、専門医、指導医など)
日本耳鼻咽喉科学会専門医
めまい相談医
補聴器相談医
(その他)
滋賀県緩和ケア研修会修了
日耳鼻嚥下講習会修了
樋上 雅子
役職
耳鼻いんこう科医員
卒業年
2018年
専門分野
耳鼻いんこう科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
午前 | 中多 立石 |
中多 |
中多(完全予約制) 樋上(完全予約制) 立石 |
担当医 立石 |
中多 樋上 |
※水~金曜日の受付時間は10時30分までです。
※嚥下機能評価は月・火のみです。
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