当科では画像診断を業務の中心にしていますが、その診断技術を用いて患者さんに優しい方法で大きな効果を有するインターベンショナルラジオロジー(IVR)にも積極的に取り組んでいます。入院中の患者さんに関しては各科との連携を基本としておこなっていますが、地域連携からのご紹介のための外来も設置しており、画像診断およびIVRを通じて地域医療への貢献を図っています。
画像診断技術を用いて患者さんに優しい方法で、時には手術にも匹敵する大きな効果を目的とする治療法(IVR)は、急速な進歩を示しています。
放射線科医は画像診断に携わる立場からこの低侵襲な治療を早くから取り入れ、日本IVR学会というインターベンショナルラジオロジーの手技を中心に研究する学会にも参加しています。当院は本学会の認定施設であり、本治療の地域での中心的役割を担っています。
当院で比較的件数の多いIVRとしては、肝癌動脈塞栓術、経皮的ラジオ波治療、経皮的血管拡張術もしくは金属ステント留置術、透析シャント不全に対する経皮的血管拡張術、下大静脈フィルター留置、閉塞性黄疸に対する経皮的ドレナージ術あるいは金属ステント留置、難治性鼻出血に対する動脈塞栓術、経皮的肝動脈リザーバ埋め込み術、経皮的中心静脈リザーバ埋め込み術、内蔵動脈瘤に対する経皮的治療などがありますが、その他の治療についてもお気軽にご紹介下さい。
経皮的塞栓術 | 22件 |
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中心静脈カテーテル挿入 | 503件 |
上記を含む合計 | 561件 |
・原発性(転移性)肝癌(ラジオ波、TACE) | |
・門脈圧亢進症(BRTO、TIPSその他) | |
・閉塞性動脈硬化症・金属ステント留置 | |
・透析シャント不全 | |
・PICC挿入 | |
・中心静脈ポート | |
・鼻出血 | |
・消化管出血 | |
・肝膿瘍 | |
・腹腔内膿瘍 | |
・閉塞性黄疸 | |
・肺生検 | |
・外傷性疾患の緊急止血 | |
・腎出血 | |
・精索静脈瘤 | |
・肺塞栓症 | |
・重症急性膵炎の動脈注入療法 | |
・副腎腫瘍に対するラジオ波治療 |
山崎 道夫
役職
放射線診断主任部長、画像センター長
卒業年
1986年
専門分野
画像診断、IVR
資格(認定医、専門医、指導医など)
日本消化器がん検診学会認定医
検診マンモグラフィー読影認定医
日本医学放射線学会診断専門医
日本血管造影IVR学会専門医
日本消化器がん検診学会総合認定医
(その他)
医学博士
指導医養成講習会受講済
井本 勝治
役職
放射線診断部長
卒業年
1995年
専門分野
画像診断、IVR
資格(認定医、専門医、指導医など)
日本医学放射線学会診断専門医
日本血管造影IVR学会専門医
検診マンモグラフィー読影認定医
(その他)
滋賀医科大学付属病院非常勤医師
指導医養成講習会受講済
神谷 梓
役職
放射線科医長
卒業年
2015年
専門分野
画像診断、IVR
資格(認定医、専門医、指導医など)
放射線科専門医
放射線科診断専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
左古 珠梨
役職
放射線科医員
卒業年
2019年
専門分野
画像診断
資格(認定医、専門医、指導医など)
(その他)
滋賀県緩和ケア研修会修了
担当医 | 診療日 | 受付時間 | |
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IVR(画像下治療)・画像外来 | 山﨑 井本 |
毎週火・水曜日 | 14:00~16:00(予約制) |
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