近隣地域のお子さんの健康、学校生活を含めた日常生活を健やかに送っていただけるよう、お手伝いをしていければと日々の診療で努めております。
些細なことでもご相談いただき、必要な医療に結びつけていきます。圏域を問わずお越しいただければ幸いです。
小児科副部長
田口 周馬
お子さんの健康に関わる全ての問題に対する診療を行っております。多くは発熱、咳鼻症状と言ったかぜ症候群を含んだ感染症一般対応が主ですが、発達・発育の評価や育児相談などから、心臓疾患といった専門外来対応まで広く診療を行っております。
他当院産科にて出生となる新生児に異常が予見される場合の積極的な出産立ち会い対応や生後異常を呈してくる新生児に対する対応、近隣産院で出生となった新生児の入院受け入れなど産科救急、新生児診療も積極的に行っております。
具体的には下記に列挙した疾患の対応を中心に診療が行われています。こどもに関する様々な問題についてであれば、お気軽にご相談ください。全てに対して当科のみで完結出来る訳ではありませんが、解決に必要な施設、部門、部署への采配を考えていきます。
最近便秘でお困りのお子さんが増えている印象です。多くの場合は内服により、排便ストレスの軽減を図り、成長を待つことで症状の改善が期待出来ます。便秘をがまんしていくことで、遺糞(便のおもらし)を認めるまでになることで相談に来られる方も少なくありません。投薬による遺糞症状、便秘症状の改善、管理も積極的に行っております。一部のお子さんで便秘を生じる原因として、特別な病気が見つかる場合もないわけではありません(甲状腺機能低下やヒルシュスプルング病など)。必要なお子様に関しては、詳しい検査も検討をすすめております。
特に年少児の肌荒れに対するスキンケア方法をお伝えするとともに、軟膏塗布治療を中心に治療をすすめていきます。必要に応じて、当院皮膚科などにも相談をしつつ治療をすすめております。
《乳児血管腫について》
1ヶ月健診ころの時期にかけて、気付かれることの多い「赤いあざ」です。自然の経過で概ね消退していくことが期待出来ますが、サイズによっては名残が目立つことがあること、出来ている場所によっては機能の障害を引き起こすことがあります(例えば目の近くにある場合、視力への悪影響の可能性)。生後早期であれば、プロプラノロール塩酸塩シロップ(商品名:ヘマンジオルシロップ小児用)の内服治療によるあざの消退の促進を期待することが出来ます。当院でもヘマンジオルシロップ小児用による治療が可能です。
平日午前の一般外来、第1・3月曜日午後のアレルギー専門外来(完全予約制)で相談対応を行っております。多くある食物アレルギーの相談のみならず、遷延する皮膚炎症状に対しても、積極的な介入をすすめております。近年小児でも使用が可能となったデュピルマブ(商品名:デュピクセント)によるアトピー性皮膚炎に対する効果的な治療も、アレルギー専門外来において対応を行っております。
てんかんという病気がないかなど、脳波検査やMRIなどの画像検査など精査の必要性を検討します。平日午前の一般外来と第1・3月曜日午後の神経専門外来(完全予約制)において診療を行っております。
朝起きれない、頭痛を繰り返す、倦怠感が持続する、嘔気を繰り返す、めまい感が繰り返されるなど、様々な原因のはっきりしない症状を呈するものです。成長の過程で、自律神経のバランスがとりにくくなることで、生じる症状などと言われています。内服や生活習慣に対する注意により症状が軽快する場合も少なくありません。当院では投薬による介入については積極的に行っておりますので、ご相談いただければと思います。
起立性調節障害を呈する方において、一部精神面への医療介入が必要であったり、発達面での介入などを要する場合があります。それらの場合、精神面での介入が可能な医療機関への紹介や発達の相談が可能な施設の紹介・情報提供を行っております。
学校検診の結果、受診を指示された場合は、平日午前の一般外来にお越しください(所定の記載書類がある場合は、持参してください)。一部時間を要する検査が必要な場合がありますので、朝早くの受付をしていただけると幸いです(受付開始時間:午前8時)。
心臓検診については、当院受診歴がある場合は、お電話にて心臓外来の予約も可能です。
ただし、平日午前の一般外来では、熱のあるお子さんなど体調不良者の対応を優先的に行っているので、緊急性のない健診内容であれば、待ち時間が発生する場合がありますのでご了承ください。
発達・発育の見守り、問題点が生じた際の評価、介入について行っております。
特定の基礎疾患を有する児に対するRSウイルス感染予防薬剤の外来投与も行っております。当院ではパリビズマブ(商品名:シナジス)、ニルセビマブ(商品名:ベイフォータス)を採用しております。
余談となりますが、RSウィルスに対する予防として、上記薬剤に加えて、2024年6月より当院に組み換えRSウィルスワクチン(商品名:アブリスボ)が採用となっております。アブリスボは妊娠24~36週の母体へ接種をする薬剤です。母体へ接種することで、母体でRSウイルスに対する抗体価を高め、生まれてくる児へRSウイルスに対する免疫能力を移行させることが狙いとなっております。現在は自費の予防接種となっておりますが、希望がある場合は産婦人科へご相談ください。
田口 周馬
役職
小児科副部長
卒業年
2007年
専門分野
小児全般、小児循環器
資格(認定医、専門医、指導医など)
小児科専門医
疾病管理にかかわらず、些細な症状・生活上のお悩みについてご相談ください!お子様の生活に寄り添った解決方法に結びつけるよう努めます!!
菊岡 七恵
役職
小児科副部長
卒業年
2009年
専門分野
小児科一般
資格(認定医、専門医、指導医など)
小児科専門医
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 田口 筒井 |
田口 佐藤 |
菊岡 岸本 |
田口 菊岡 |
田口 菊岡 |
午後 | 予防接種 担当医 |
乳児健診 担当医 |
心臓外来 田口 |
DEPARTMENT
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