血液は、全身を循環する流体の組織であり、酸素、二酸化炭素などの物質運搬、生体防御、止血など生体維持のために重要な役割があります。病態によって変化する血液の成分を調べることは種々の疾患を診断するために必須の検査です。
血液自動分析装置により血液に含まれる白血球や赤血球、血小板などの細胞成分の量を計測します。また、血液薄層塗抹標本を作製し、顕微鏡で細胞の形態を観察します。
液が外傷などにより出血をすると、血を止める機構(止血機構)が働きます。自動血液凝固測定装置によりその仕組みに異常がないかを調べる検査をします。
耳朶に切創を作り、湧出血液が止まるまでの時間を計測し、血小板の量的・質的異常検出のスクリーニング検査として行います。
骨の骨質に囲まれた骨髄腔内より組織を採取し、様々な染色を行うことで含まれる細胞の数や形態を検査します。
骨髄と硬膜の間の脊髄腔から脳脊髄液を採取し、その中に含まれる蛋白質や糖の量、細胞の数や形態を検査します。
生命維持に必要なガス交換(酸素代謝)、血液の酸塩基平衡が保たれているか測定します。
その他にも赤血球沈降速度、新生児血中総ビリルビン検査など、様々な検査を実施しています。
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