施設のご案内|地方独立行政法人 公立甲賀病院(滋賀県甲賀市)

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hinotori手術支援ロボット

手術支援ロボット“hinoroti”稼働へ

「hinotori(ヒノトリ)」は株式会社メディカロイドが開発した日本初の実用型内視鏡手術支援ロボットです。

2023年9月23日に手術支援ロボット”ヒノトリ”が当院手術部に搬入されました。以後、消化器外科、泌尿器科、手術部、MEの各担当スタッフは、稼働に向け、e-ラーニングの受講、シュミレーターや実機を用いたトレーニング、施行施設への手術見学等を順次行ってきました。





手術支援ロボットを用いた手術は年々増加し、従来の手術(開腹・腹腔鏡)に取って代わりつつあります。これまでの開腹手術では、大きく皮膚を切開し病巣へアプローチ必要がありました。そのため、術後の回復に時間がかかり、社会復帰が遅れることもありました。手術支援ロボットは、3Dカメラを用いることにより鮮明かつ拡大機能をもつ三次元での手術を可能とし、人間の手以上の可動域を持つ3本のアームを用い、狭い空間でも自由で繊細な手術操作が可能になります。また、皮膚切開創が小さく気腹圧により出血量が抑えられ、画期的な手術手技と言えます。





2012年に手術支援ロボットによる前立腺癌手術が保険診療となり、手術支援ロボットを用いた手術が日本でも一般診療としてスタートしました。現在約90%の根治的前立腺全摘除術がロボットを用いて行われています。保険診療が適応となった手術は拡大し、腹部・胸部の多くの手術が、手術支援ロボットで施行可能となっています。公立甲賀病院では、新たに導入するにあたり消化器外科は大腸に対する高位前方切除術、泌尿器科は根治的前立腺全摘除術からスタートし、順次手術術式を拡げていく予定にしています。

手術支援ロボットの特性を活かし、患者さん毎に制癌性や術後の生活の質(QOL)を検討し、よりよい手術が提供して参ります。


手術支援ロボット“hinotori”とは

手術器具や内視鏡を取り付けた4本のアームが特徴で、医師は患者さんの体から離れたサージョンコックピットで内視鏡の立体画像を確認しながら遠隔でアームを操作します。精緻な手術を行うことができ、患者さんにやさしい低侵襲手術を実現します。




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